日別アーカイブ: 2014-03-27

平成25年度 卒業式

 3月19日(水)午前9時30分から体育館で卒業式を行いました。時折差す穏やかな春の日差しの中で、85名の旅立ちを祝いました。少し肌寒い日でしたが、心のこもった温かい卒業式になりました。

<卒業生の入場>
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< 卒業証書授与>
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<平成25年度卒業式 式辞>
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長く厳しい冬が明け、待って待ちこがれた春の足音がすぐそこに聞こえてくる今日の佳き日、滑川市教育委員会、教育長 石川忠志様をはじめ、多数のご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席のもと、平成25年度の卒業式を挙行できますことを誠に喜ばしく思います。

85名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。   卒業証書を手渡した皆さんの瞳は、前をしっかりと見据え希望に満ち溢れていました。 校長として立派に成長した皆さんを送り出すこの場に立ち会えたことを大変うれしく思います。

さて、小学校の卒業という人生の節目に立っている皆さんに考えてほしいことがあります。それは、あなたがずっと「守りがさ」の中にいたということです。あなたの隣りには、いつもそっと傘を差し掛けてくれるお父さん、お母さん、家族、そして先生がいたということです。あなたのおむつを替え、泣き止むまであなたを抱き、小学生になれば、毎朝学校へ送り出してくれました。学校では先生が丁寧に勉強や友達との接し方を教えてくれました。しかし、親や先生は決して見返りを要求しませんでした。あなたの成長がそのまま自分の大きな喜びだったからです。あなたはその「守りがさ」にずっと気付かずにいましたね。与えてもらう、守ってもらうことが当たり前だったのです。あなたはこれからもずっとその守りがさの中に居続けますか。今のあなたなら、与え続けられてきたことを自分で行い、一つずつ与えることに変えていけるはずです。少しずつでもいい、今度はあなたが周りの人に傘を差し掛けてください。

多くの仲間と過ごした6か年。一緒に味わった喜びはもちろんのこと、深く傷付け合ったことでさえ、今のあなたをつくる上で大きな財産となっているはずです。自分が自分になるためには、そうした多くの人の関わりが必要だったのです。共に過ごした先生や仲間とはここで別れますが、あなたの血や肉となっていつまでもあなたの中にいるのです。

あなたにかけたい言葉は尽きませんが、私からは「今を生きる」という言葉を贈ります。今を粗末にする人は、きっとその一日も一生も粗末にしてしまう人です。今のことを今のうちに一生懸命行い、全力で生きることで、あなたの道が開かれていきます。

保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。お子様の今日の姿を6年前のあの小さな姿と重ねられたとき、感無量の思いで一杯のことと思います。これまで手をかけ目をかけ、存分に愛情を注いでこられました。守り続けようとする親心は決して責められるものではありませんが。それも限りのあることです。これからはその成長を信じて、そっと背中を押したり見守ったりしながら関わっていただければ幸いです。これまでの小学校に寄せる熱い思い、そしてご協力、誠にありがとうございました。

終わりになりましたが、公私ともにご多用の中、本日ご臨席を賜りましたご来賓の皆様には、心より御礼申し上げます。地域の皆様方のお力添えと見守りで、子どもたちも6年間安心して小学校生活を送ることができました。今は何もお返しできない子どもたちですが、この先きっと地域のために力を尽くす人間になってくれるものと信じております。地域の未来を託す大事な後継者である子どもたちに、これからも一層の応援をお願い申し上げます。

「自分の未来は今にある」卒業生の皆さんが、目の前にあることから決して逃げずに努力し続け、豊かで充実した人生を歩まれんことを心から願い、式辞といたします。

平成26年3月19日                            滑川市立東部小学校  校 長 西元正史

 

<門出の言葉>
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<校歌斉唱>
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<退場>
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<見送り式>
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